2015.09.
ヒレハリソウ (コンフリー) ムラサキ科

■  ヒレハリソウ鰭玻璃草( またはコンフリー)は、ヨーロッパから西アジアに分布する多年草で、明治時代に牧草として導入されました。 草丈は60〜90cm程度になり、葉の裏面、茎などに毛が密生します。葉は互生、葉身は楕円形から長卵形で、葉脈が明瞭に窪みます。 初夏から夏にかけて、先端を内側に巻き込む形のさそり状花序(巻散花序)をつけ、花序が伸びてほどけるのに従って、基の方から先端に向かって咲きだします。 花は白から淡紫色の釣鐘型で、花冠の先半分は丸く膨らみ、先端は浅く5裂します。

■  従来、葉がてんぷらなどで食用にもなるとされてきましたが、諸外国でコンフリーの摂取による肝障害の健康被害が報告されました。 日本においては、通常の食用で健康被害の発生報告はないとされましたが、摂取等に係る留意事項が示され、販売禁止とされました。 一時期はブームになったことがあり、家庭でも栽培され、一部は逸出して野生化しています。現在、野生化しているのは、交雑しているものが多いとみられています。

属名 Symphytum は、symphyton 癒合する(傷口がふさがる)こと に由来する古名由来で、昔のヨーロッパでは、根や葉が、切り傷の薬として使われていたことからの命名です。 種小名 offcinale は、薬用の、薬効のある の意味。和名は、上部の葉を魚の鰭に、花を水晶(玻璃)に見立てて、鰭玻璃草。
本項では、ヒレハリソウ Symphytum offcinale としていますが、規制対象は、他種も含めて、交雑種も対象※1になっています。 「シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて」は、下記参照。

厚生労働省医薬食品局食品安全部 平成16年6月14日平成16年6月18日

※1 ムラサキ科ヒレハリソウ属 ヒレハリソウ S.offcinale 、オオヒレハリソウ S.asperum 、ドワーフ・コンフリーS.grandiflorum など、また、その他の交雑種 も含む。
ヒレハリソウ( コンフリー) Symphytum officinale L. Symphytum grandiflorum ’Hidcote Blue’
このページの先頭へ