≫≫ オタネニンジン  ウコギ科
【 用語集 】 人参ニンジン ) [ 局 ] 製造原料

朝鮮半島から中国東北部を原産地とする、いわゆる高麗”人参”は、根の形が、しばしば人の姿に似るところから、その名があります。 今では、根を食用とするセリ科のニンジンを指しますが、もともとは、この植物の名前でした。
当初は、栽培ができなかったため、自生地で採取したものを輸入するという高価な生薬でしたが、享保年間に将軍家が栽培を試み、初めて成功をします。 徳川吉宗が、その”種”を下賜したことから”御”がついてオタネニンジンの命名となりました。

細根を除いた主根を薬用とし、皮を取って乾燥したものが白参、皮付きのまま蒸したあとに乾燥したものを紅参(コウジン)といいます。 成分のジンセノサイド(ギンセノシド ginsenosido)を含むサポニン混合物は、中枢神経を刺激し、興奮または抑制的に働き、疲労回復、血圧降下※注、 抗ストレスの作用があります。 強精、強壮、興奮剤として、十全大補湯、補中益気湯などの漢方に処方されおり、滋養強壮の重要な生薬といえます。

※注 : 高血圧の人の場合は、血圧をあげることがある
2007.08.New

オタネニンジン
 Panax ginseng C.A.Meyer 撮影・東京都薬用植物園 2006.05.-2007.07