2015.06.
ホホバ  ホホバ科) ← ツゲ科
ホホバオイル  製造原料

■ ホホバ(jojoba)は、メキシコ北部から、アメリカ西部のカリフォルニアやアリゾナにかけての乾燥地帯に自生する、常緑の潅木です。 樹高は2m程度、幹は直立してよく分岐し、細い枝を長くのばして茂ります。葉は互生し、葉身は長さ4cm程度の長楕円形、質は厚く革質、白い短毛に被われます。
雌雄異株で、風媒花であるため、花には花弁はなく、目立たない緑色をしています。果実は殻斗のないドングリのような形で、完熟すると裂開し、中に入っている黒褐色の種子を落とします。 種子は堅く、長径方向に浅い窪みのある楕円体になります。 実生で繁殖しますが、雌雄の判別に時間がかかるため、農業化にあたって、近年は雌株を挿し木で増やしています。

■ 種子から得られるホホバオイルは、酸化されにくいため保存性が良く、液状ワックスとして重要視されています。 ホホバオイルは人の皮脂腺が作り出す組成に似て、保湿効果があり、アメリカ先住民が皮膚や毛髪を乾燥から守るために、塗布して利用していたことでも知られます。 マッサージオイルなど、多くのヘアケアやスキンケア商品に、また工業用油脂にも用いられています。

属名 Simmondsia は、人名に因みます。種小名 chinensis は、中国産 の意味ですが、原産はアメリカ南西部からメキシコ北部です。
ホホバ Simmondsia chinensis Schneider.
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