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【 用語集 】 木通 ( モクツウ ) [ 局 ] 漢方薬・食品

アケビは、つる性の木本で、山野の縁などに普通にあり、春に良い香りのする雌雄異花の花を咲かせます。 淡紫色の小さく数の多い方が雄花で、花弁に見えるのは3枚のガク。雌花は、雄花より大きくて色が濃く、円柱形の雌しべを数個持ちます。 葉は互生の掌状複葉で、鋸歯のない長楕円の小葉が5枚あり、若芽は食用になります。

秋になると熟した果実が縦に割れ、白い果肉に包まれた種子が見え、その様子を実が開けるとして、開け実。 転じて アケビ になったといわれています。熟した果実の液果は甘く、食べることができますが、種子が多く可食部分とより分けるのが大変です。 また果皮も調理すると食用になりますが、都市部の店頭で見かけることはないようです。

小葉5枚のアケビの他に、鋸歯のある小葉3枚のミツバアケビがあります。花の色はアケビよりも濃く黒紫色。 また、2種の中間雑種とみられる鋸歯のある小葉5枚をもつ ゴヨウアケビ があります。

アケビの蔓は強く、昔は生活用品としての籠を編むのに利用されました。現在では、野趣豊かな材料として、愛好者がバスケットなどを編むのに使われる程度です。 長野県の”鳩車”は、アケビの蔓を使った郷土玩具です。

薬用とするのは、アケビとミツバアケビの木質化した太いつるで、生薬名を”木通”といい、厚さ2〜3mmに輪切りにして使用します。 消炎・利尿・鎮痛・通経作用を目的とした漢方薬で処方されます。

2006.04.New 2009.06.Re

 アケビ Akebia quinata Decne.
quinata : 五つの
 ミツバアケビ Akebia trifoliata Koidzumi
trifoliata : 三つ葉の
撮影・東京都薬用植物園、他 2006.04.-2008.10